子育ては365日休みがなく片手間で済ませられることもない。毎日が新しい試練でもあり、とても大変ですよね。
とくに「ワンオペ育児」という状況は、家事や育児の負担が自分だけになっていて、とてもつらい状況ですよね。
もし、あなたがワンオペ育児に直面しているなら、この記事を読んで、上手に乗り超えるコツを探してみてください。
ワンオペ育児とは?
そもそもワンオペとは「ワンオペレーション」の略で、一人でオペレーションをこなすことを意味しています。
そこから転じて、「ワンオペ育児」は、パートナーがいなかったり、パートナーが帰ってこない、または自分だけが子供を育てることを意味します。
お子さんや家族のためにすべてのことを担当しなければならず、家事・育児の両方を同時にこなします。すべてを一人で抱えてしまい、孤独感や疲労が溜まってしまいます。
ママとパパの家事・育児にかける時間
ワンオペ育児に直面している世帯には、親が十分に休息することができず、疲れ果ててしまう可能性があります。
親が家事・育児にかける時間は、片方であれば2倍かかるため、さらに負担がかかります。
実際に、子供がいる世帯のうち6歳未満の子供がいる世帯では、1週間で家事関連にかける時間は、夫は1時間54分、妻は7時間28分となっています。
家事関連全体 | 家事 | 育児 | 買い物 | |
---|---|---|---|---|
夫 | 1時間54分 | 30分 | 1時間5分 | 18分 |
妻 | 7時間28分 | 2時間58分 | 3時間54分 | 33分 |
出典:「令和3年社会生活基本調査」(総務省統計局)を基に作成
ワンオペ育児ってどこから?
ワンオペ育児は、様々な理由で生じる可能性がありますが、以下に挙げたような状況はワンオペ育児と呼ぶことが多いでしょう。
- 離婚や死別によりパートナーがいない
- パートナーが長時間(朝早く、帰りも遅い)働いている
- パートナーが海外にいるなど、単身赴任
- パートナーが単身赴任中
- パートナーが土日にいない
- 実家など頼れる人がいない
- パートナーが家事や育児に非協力的
一概にワンオペ育児という線引きはありませんが、一人で子育てをしているという状況であれば、一般的にワンオペ育児という状況があてはまります。
ワンオペ育児で負担に感じることとは?
ワンオペ育児は、片方の親が責任を負い、すべてをこなす必要があるため、とても厳しい状況と言えます。
子供たちの安全に保ちながら、家事や育児のために常に多忙な状態であると感じますよね。
育児において、周りの誰にも頼れないという状況は想像以上に大変なものです。
例えば、お子さんが熱が出たり病気になった場合には、急に仕事を休んでお迎えに行かなければなりません。
多くの場合に、お迎えに行くのはママが行くことが多いと思います。
また、パートナーや、周りの人とコミュニケーションをとれなかったりすると孤独感に陥ったり、自分で自由にできる時間がないなど、常に育児に追われているような感覚に陥ってしまいます。
ワンオペ育児を上手に乗り超えるコツ8選
ワンオペ育児を上手に乗り超えるためには、いくつかのコツがあります。
例えば、自分に対して優しくすること、ストレス発散のための時間を確保すること、周りの人たちからのサポートを受けることが重要です。
また、時間管理をすること、計画を立てること、家族と一緒にできることを見つけることも有用です。
1. 完璧じゃなくて良い
ただでさえ忙しい中で、家事や育児を完璧にしようとすると、「疲労感」や「やり残したの感」を感じやすくなってしまいます。
「少しくらい手を抜いたって良い!」くらいに気持ちに余裕をもって、手抜きご飯でも、掃除ができていなくても「健康であればOK!」と、開き直りましょう。
2. スケジュールを見直す
1日のタイムスケジュールをすべて書き出してみましょう。
家事や育児にかかわるタスクを整理してみると、無理をしているタスクや、時間がかかるタスクなどは後回しにする。
パートナーにお願いしたり、時短家電を利用するなど、自分でやらなくても減らせるタスクを見つけて、無理をしないようにしましょう。
3. パートナーと話し合う
ワンオペ育児の一番の問題として、どちらか一方に負担が偏ってしまっていることです。
パートナーとしっかり話し合う場を設けて、家事や育児に対してどれくらい負担になっているか、言葉にして共有をしていきましょう。
パートナーと、具体的なタスクを役割分担をすることによって、負担を分担していきましょう。
4. 息抜きをする
育児は毎日のこととはいえ、一人で頑張り続けても大丈夫な人というのはほとんどいません。
少しの時間であっても、お子さんを預けて自分の時間を作ってみてください。
息抜きをして笑顔になれれば、お子さんや家族にとっても良いですよね。
5. 交流の場に参加し話を聞いてもらう
育児についての悩みを相談できる場があるだけでも、孤独感やストレスの緩和につながります。
同じように悩んでいるママは、他にもたくさんいると思いますので思いを共感したり、良い方法を相談できたり、孤独を一人で抱えずに積極的に交流の場に参加してみてください。
7. ベビーシッターなど外部の人の手を足りる
日本では、まだまだ利用する方も少ないと思いますが、ベビーシッターや家事代行サービスなど、外部サービスを積極的に利用しましょう。
とくにパートナーの協力が得ずらい環境の場合には、一人ですべてのタスクをこなすのは大変です。
無理をせずに頼れる先を探してみてください。
8. 時短家電を利用する
最近では様々な便利家電があります。
ロボット掃除機や、食洗器、乾燥機付き洗濯機や、電気圧力鍋など、ほったらかしで家事をやってくれる家電がたくさんあります。
積極的に活用できれば、家事の時短につながります。
まとめ
ワンオペ育児はとても大変で、親は多忙なスケジュールをこなす必要があります。
しかし、上記のようなコツを実践することで、ワンオペ育児も克服することができます。
できるだけ周りの人たちからのサポートを受け、ゆっくりと息抜きをすることも忘れないでください。