子育てをしながら「仕事と家庭を両立」しているお母さんは多いのではないでしょうか。
ここでは、子育てと仕事の両立の方法、コツ、疲れたときの対処法などを解説しています。
1日の時間を効率よく使い、仕事と子育てを両立させるために、ぜひお役立てください。
仕事と子育てを両立しているワーキングママ
厚生労働省の2017年の報告によると、12歳以下の子どもを持つ既婚女性のうち、71.4%が就業していることがわかりました。
この数字は年々増え続けており、仕事と育児の両立に挑戦するママが増えていることがわかります。
このようなママにとって、時間を効率的に管理し、ワークライフバランスを実現するためのコツを知ることは重要なことです。
仕事と育児・家庭の両立についての悩み
仕事と家庭を両立させようとするママには、さまざまな悩みがあります。
仕事に100%集中できない、昇進・昇給が難しい、同僚に不快感を与えてしまうなど、さまざまな悩みがあります。
ワーキングママの大きな悩みのひとつは、仕事に十分に集中できないことです。
家庭の事情で家にお子さんがいる場合には、在宅ワークであっても仕事に集中できないのは無理もないことです。
また、保育園に預けているママも、お子さんが体調を崩したりすれば、仕事を切り上げて保育園に迎えに行かなければなりません。
もう一つの懸念は、昇給や昇進をするのが難しいということです。
これは、育児のために通常の勤務時間以外に時間を割くことができなくなるなどが要因になりますが、場合によっては上司の理解が得られずに、仕事から得られる評価や報酬を得ることが難しくなる可能性があります。
また、同僚が仕事と家庭を両立させることの難しさを理解していない可能性があります。
そのため、ワーキングママは孤立感を感じたり、自分の状況を常に説明しなければならないと感じたりすることがあります。
仕事と子育ての両立を難しくしている要因
仕事と子育ての両立を難しくしている要因として、仕事の内容や会社の制度、保育園(保育料)や、家事の負担などです。
仕事と育児を効率的に両立させることは、仕事の需要によって難しくなることがあります。
会社が特定の時間に特定の仕事をすることを要求する場合もあれば、通常の勤務時間に育児や家事をしなければならない場合もあるからです。
また、お子さんが認証保育園に入れれば良いですが、許認可外の保育園の場合には、保育料が高額になることもあり、場合によっては保育料が収入を上回ってしまうこともあるからです。
他にも買い物や洗濯、料理、掃除などの家事の負担も、仕事と子育ての両立を難しくしています。
ワーキングママの1日のタイムスケジュール
ママが仕事と家庭を両立させるためには、効率的で管理しやすい1日のスケジュールを立てることが重要です。
6:00〜6:30 | 起床、朝食の準備 |
7:00〜8:00 | 家族と朝食、子供の準備(服を着せる、荷物を用意する) |
8:00〜8:30 | 子供を学校や保育園に送る |
8:30〜9:00 | 通勤 |
9:00〜17:00 | 勤務時間 |
17:00〜17:30 | 通勤 |
17:30〜18:00 | 子供の迎えと夕食の買い物 |
18:00〜18:30 | 夕食の準備をする |
18:30〜20:00 | 家族と夕食、片付け |
20:00〜20:30 | 子供との時間(宿題や遊びなど) |
20:30〜21:00 | 子供を寝かしつける |
21:00〜22:30 | 家事(掃除、洗濯など) |
22:30〜23:00 | 自由時間 |
23:00 | 就寝 |
このスケジュールはあくまで一例ですが、働くママはお子さんと過ごす時間を十分に確保しながら、仕事をこなすための時間も確保する必要があります。
そのためには、育児の時間、家事の時間、仕事の時間など、それぞれのタスクに決まった時間を設定することが必要です。
仕事と育児を両立させるための8つのポイント
ここでは、ワーキングママが効率的に時間を管理し、仕事と家庭を両立させるための8つのポイントをご紹介します。
1. 子育てがしやすい仕事を選ぶ
仕事と子育ての両立を成功させるための第一歩は、ワークライフバランスを保てる仕事を選ぶことです。
必要なときにお子さんの面倒を見ることができるよう、フレキシブルに働ける仕事を選ぶことが重要です。
また、仕事の内容や、お給料が安定しているかどうかも確認する必要があります。
出張などで家を空けることが多いなど、お子さんのお世話に支障をきたす可能性があるため考慮する必要があります。
2. 仕事のスケジュールを変更する
仕事と子育てのバランスをとるためのもう一つの方法は、仕事のスケジュールをシフトしたり変更したりすることです。
これにはいくつかの方法があります。
短時間勤務を選択することもできますし、週あたりの勤務日数を少なくしたり、必要なときに在宅勤務にしたりすることにより、無理のないスケジュールに調整をしましょう。
3. 育児休暇を活用する
育児休業は、従業員が育児のために一定期間の休暇を取ることを可能にする制度です。
また、親が仕事と家庭生活をより両立できるように、育児のための資金援助などの特別な手当を提供する会社もあります。
さらに、在宅勤務などの柔軟な勤務形態を利用することで、無理なく育児に専念することができます。
4. 在宅勤務制度を活用する
在宅勤務制度(リモートワーク)は、仕事と家庭を両立させるのに最適な勤務形態です。
在宅勤務を利用すれば、ほとんどの仕事を自宅で行うことができます。
お仕事の内容が在宅勤務制度に対応しているかどうかにもよりますが、通勤時間の短縮や、お子さんの急な体調の変化などにも対応しやすいので、ぜひ検討したいですね。
5. 子供と過ごす時間を決める
仕事と子育ての両立を考えるとき、お子さんと過ごす時間を決めることが大切です。
もちろん長い時間をお子さんと過ごせるのが一番ですが、それよりも一日の中で優先順位を決めて、しっかりお子さんと触れ合う時間を決めておきましょう。
仕事などで忙しい中でもお子さんとの時間を忘れないように、お子さんと過ごす時間を決めておくことが大切です。
6. 家事を家族で分担する
家事の負担を軽くするために、家族で分担しましょう。
洗濯、食事作り、片付けなど、家族全員が何らかの形で家事に貢献することができます。
そうすることで、家事の分担が均等になり、誰か一人が負担を感じることがなくなります。
7. 家事をやり過ぎない
すべてを完璧にやろうとしすぎると、体力的にも精神的にも負担が大きくなってしまいますよね。
家事は家族で分担することもそうですが、多少お部屋が散らかっていても、お惣菜を買って帰ってきても良いのです、手を抜けるところは手を抜いて、充電や休憩をする機会を持つようにしましょう。
8. ベビーシッターや家事代行サービスを利用する
ベビーシッターや家事代行サービスを利用するのも、仕事と子育ての両立を図るための方法です。
お子さんと触れ合う時間を作るために、これらのサービスを活用しましょう。
また、地域のファミリー・サポート・センターなども有効な支援サービスです。
お住いの地域で利用できるサービスを調べてみましょう。